仕事ができないという【妄想】に悩む人へ

こんにちは。キャリアコンサルタントの横山遼です。



あいつは「仕事ができる」とか「仕事ができない」とかいうことありますよね。


まして、自分のことを「仕事ができない」と思ってしまうととっても悲しい。


なぜなら、自分が「できない」と思う事に、日常の大半の時間を費やさなければならないから。


人生は有限なので、時間を何に投資するかという意識は、生きるための基本スキルとして持っておいたほうが良い考え方です。


その時間。

しかも仕事に使う時間って、日常の大半を占めますよね。


その時間を、自らが「できない」と感じる事に使ってしまう。

そうすると、どうでしょう。


人生の幸福度は圧倒的に下がってしまいます。


「仕事ができない」と悩む人は、毎日働くのが辛いはずです…。



できないって、どういうこと?


じゃあ「仕事ができる・できない」って何なの?

と聞かれると、めっちゃ難しくないですか?


処理スピードが早いこと?

求められた成果を確実に出せること?

社内の評価が良いこと?


などなど。


何をもって「仕事ができる・できない」というのでしょう。


まずは、「できる・できない」という言葉の解釈があります。


英語だと、CanとかCan'tとかになるので、可能か不可能かってことですよね。


私は空が飛ぶことができない。は不可能って意味です。

私は仕事ができない。は不可能って意味でしょうか?


「仕事が出来ない」で使う場合には


私は仕事をすることができない。(不可能だ)


という意味合いよりは、私は仕事をうまくこなすことができない(不得手だ)


という意味合いで使うことが多いのではないでしょうか。



仕事って何を指すの?


つぎに、「仕事」って言葉の解釈です。


「仕事」って何?


と問われると、「仕事ができない」場合の「仕事」は、「その時、その人に任されている何らかの作業」のことを指しますよね。


何かのアプリケーションをプログラミングすることだったり、企画書を作ることだったり、人事評価をつけることだったり、テレアポのノルマをこなすことだったり…


つまり、ここまでをまとめると。


仕事ができない =「その時、その人にあてがわれている作業」がうまくやれない(不得手だ)状態


と定義できます。


そう、仕事ができない人、なんてこの世に存在しないんですよ。


ただの概念。

妄想の類です。


もちろん、仕事ができない、ことはあると思います。


だけど、仕事ができない人、というのはいない


「仕事ができない」というのは、人格や能力に起因する訳ではなく、環境との関わり合いで発生する現象なのです。


その人に問題があるのではなく。

たまたま、その時その人に任されていた作業が不得手だったということ、に過ぎません。



「あいつは仕事ができない」は思考停止状態


ところが。


組織においては、よく「あいつは仕事ができない」という単純な一言で社員を評価・判断してしまうことがあります。


もしかしたら、違う仕事、違う環境、違う挑戦、違うアプローチ、違う仲間、で働けば、うまくいくかもしれないのに。


そういう可能性を全く考慮せず、「あいつは仕事ができない」と一蹴してしまうのは、思考停止している状態です。


まあ、一言でいうと面倒くさいんですよね、


これは逆に個人側にも言えます。


「私は仕事が出来ない」と思いこむと、今この瞬間に任された作業が不得手、というだけでなく、「仕事」や「働く」そのものが不可能な人だと単純に思ってしまう。


その結果、自分が持つ才能や可能性を試すことすらしない。


もしかしたら、違う仕事、違う環境、違う挑戦、違うアプローチ、違う仲間、で働けば、うまくいくかもしれないのに。



得意も不得意も相対的なもの


私でいえば「対話」や「キャリア教育」「人のマネジメント」なんかの分野では、比較的「仕事ができる」と思います。


逆に、引っ越し業とか、細かなデータをミス無く処理する仕事とかは、圧倒的に「仕事ができない」烙印が押されるでしょう。


しかし、「比較的」という言葉が示すとおり、できる・できない = 得手・不得手は、そもそも相対的な価値観です。


自分よりもずっと上手な人と比較すれば不得手だし、自分よりも下手な人と比較すると得手と言える。


そんなあやふやなものに一喜一憂するくらいなら、自分が得意と思えるものを磨く努力をしたほうがよっぽど価値があると思います。


もちろん、得意も相対的なので、上には上がいますが、そんなことは気にしない。

下には下がいるので、あなたの今現在の得意によって、救われる人は大勢いるのです。



今まさに「仕事ができない」という妄想に悩んでいるのなら、まずは、あなたにとっての得意を見つけ、そいつを磨くこと。


それだけに集中してみてください。


その結果、もし自分のいる環境で、得意が発揮できないのであれば、環境を変える挑戦をしてみましょう。


大事なことなので、最後にもう一度。


「仕事ができない人」なんていません。

「仕事が出来ないという現象」に巻き込まれているだけです。



本日はこのへんで。

皆さん今日も幸福に。









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