キャリアコンサルタントがこっそり教える、人の話を聴けるようになるたった一つのシンプルなコツ


めっちゃ、トレンディな画像を選んでしまった。


こんにちは、キャリアコンサルタントの横山遼です。

てんびん座です。



キャリアコンサルタントは仕事柄、人の話を聞く機会が多いです。


国家資格の受験内容にも、傾聴できるかどうかの実技試験なんかもあります。



皆さんはいかがですか。

人の話、聴けていますか?


微妙に漢字を使い分けていますが…。


聞く Hear

聴く Listen


なんていう風にも言いますね。


流し聞きではなく、相手の発することをきちんとうけとめて聴く。


今日は人の話を聴くためのちょっとした、でもとても大切なコツをお伝えします。



話すことの二倍 人から聞くべきである


例えば、家庭で。

お子さんや奥さん、旦那さんの話していること、きちんと聴けていますか?


例えば職場で。

部下や同僚、上司の話していること、きちんと聴けていますか?


忙しくて、きちんと聴けているか自信ないわ。。


という方も多いかもしれません。


「話を聴くことが大事だってのはわかっているんだけど…」


でも大丈夫。


あなただけではありません。


そう、基本的に昔から。

人は他人の話を聴くのが苦手です。



「話すことの二倍 人から聞くべきである」



これは、古代ギリシャの政治家が残したセリフです。


当時のギリシャの政治家は、一にも二にも弁論至上主義です。


要は、論破スキルが高いやつが偉くなっていったんですね。


自分自信もそんな政治家のひとりであったデモステネスが、遺した言葉がこのセリフです。


「話すことの二倍 人から聞くべきである」


そうです。

昔からわれわれ人間は、人の話を聴くより、話すほうが好きなのです。



誰もがみんな誰よりも聴いてほしい


本屋さんに行くと、「話し方」のコーナーには山ほど書籍があります。


最近は、傾聴・アクティブリスニング系の本も、チラホラ見ることが出来ますが、まだまだ少数。


未だに世の中は、「聞くことの二倍、話すことが重要」とされているようです。



そして、傾聴系の本やセミナーでは、「うなづき」や「相槌」や「伝え返し」などの、傾聴スキルと呼ばれるスキルがたくさん紹介されています。


 もちろん、これらスキルはとても大事です。

私も実際の現場で使っているものがたくさんあります。


しかし、スキルより前に先ず大事なのはスタンスです。


なんのために、傾聴スキルを使うのか。


その答えは。

誰もがみんな誰よりも(自分の話を)聴いてほしがっているからです。


そう、みんな誰よりも自分の話をしたいんです。聴いてほしい。


だったら、積極的に話を聴いてくれる人って、めっちゃ重宝されませんか


我々のようなプロだけでなく、職場で。家庭で。地域で。


話を聴いてもらうだけで、人は根源的に嬉しいんです。


良いですか。


誰もがみんな誰よりも(自分の話を)聴いてほしがっている世界において。


あなたが人の話を聴いてくれるのであれば、あなたはそれだけ高い価値を生み出しているのです。

だって、誰も人の話なんか聴かないのだから。



コツはひとつだけ。対話 = 相手のための時間だと思うこと。


そうは言っても、話を聴いているとついつい口を挟みたくくなっちゃうし…。


忙しくて、とてもじゃないけどゆっくり話を聴いてあげられないわ。


などという人、たくさんいますよね。



でも、考えを少し変えてみましょう。



なんで口を挟みたくなるのでしょう。

なんでアドバイスしたくなるのでしょう。

なんで忙しさの片手間でゆっくり話が聴けないのでしょう。



これは全て、自分の時間を奪われる、と感じていることが原因です。



時間というのは有限です。

人間は健康に生きている間はそのことに気が付かないフリをして生きています。


しかし、無意識的にはしっかり自覚しているので、一度、時間泥棒と認定されたものには容赦なく負の感情を抱きます。



結果。

相手の話を聴く時間損失をできるだけ避けるために。


別作業をしながら、なんとなく聞く。

アドバイスや口を挟んで対話を終了させようとする。


などの行為として現れるのです。



でも。


発想を逆にしましょう。


対話 = 相手のための時間


というマインドに切替える。


相手の話を聞くために、自分の時間を使うことを選んでいる、というマインド。



勝手に奪われているのではなく、自分で選んで使っているという意識。


相手のための時間なら、自分が口を挟む気になりません。(相手からの許可があれば別ですが)

自分は相手のためにこの時間と場所を共有しているのです。

相手が満足するまで、思う存分聴いたらいい。


大事な点は、誰の話を聴くために時間を使うかは自分で選べる、ということです。


誰でも彼でも、世界中の人の話を聴けるようになることが素晴らしいわけではないのです。


でも。

あなたが選んだその人のために使う時間は大事に出来るはずです。



これが相手の話を聴けるようになるシンプルなコツです。



自分の時間を相手のためだけに使うというのは惜しい!嫌だ!

という人は、それはそれでOK。


だって、世の中は誰もが誰よりも自分の話をしたがっているのです。

あなたもその一人。不思議に思うことはありません。


でも、少しでも「相手の話をきちんと聴きたいな」と思う方や対話に価値を感じる方は、ぜひ今日のコツを意識して、会得してくれると幸いです。



それでは本日はこのへんで。

皆様今日も幸福に。


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