それでも、やりたいことが見つからない人へ

こんにちは。

キャリアコンサルタントの横山遼です。

昨日、書いたこちらの記事。

意外と皆さん反応していただいたのですが。

読んでいただいた方は、作ってみました？

やりたいことリスト。

それでも、やっぱりやりたいことが見つからない人。

3分間で5個も挙げられなかった人。

たくさんいると思います。

それでも全然OKです。

前回の記事でも書きましたが、そもそも我々は、大人になる過程で

やりたいことなんて考えないように癖づけされているから

長年積み上げてきた習慣はなかなか簡単に拭えないのも、事実です。

では、やりたいことが挙げられなかった場合、どうすれば良いのか。

もちろん、やりたいことリストを定期的に作り続ける習慣を持ちつつ、次のワークをやってみてください。

やりたいことではなく、ありたい姿をイメージする。

ありたい姿

〇〇がやりたい。ではなく。

〇〇でいたい。とか、

〇〇な状態でありたいとか。

例えば単純に

10年後も、美味しい酒が飲めるくらいは健康でいたい。とか。

毎日イライラせずに過ごしていたい。とか。

家族と毎晩仲良く過ごせる時間を持ちたい。とか。

毎日刺激的でワクワクしながら過ごしていたい。とか。

そういう感じのやつ。

どうですか。「〇〇がやりたい」よりは出てきますか？

ハナシは少しズレますが、ここで、HaveとDoとBeの三層の欲望についてお話します。

欲望にはHaveとDoとBeという三層がある、と昔の偉い人がたまに言っています。

Haveは、文字通り所有。「大金が欲しい。恋人が欲しい。車が欲しい…」

つまり、今、自分の手の内に無いものを欲している状態。

これさえあれば！ってやつですね。

欲望としては、一番イメージがつきやすいかな、と思います。

Doは、行動。「スカイダイビングしたい。本を出版したい…」

これが、前回の記事の「やりたいことリスト」のイメージですね。

Haveよりももう少し行動に寄っていて、具体性があります。

Beは、存在。「日々ココロ穏やかでいたい。ワクワクしながら生きたい…」

そう、さきほどのワークは、こちらですね。

Doが出辛いのなら、Beをイメージしてみようというワークでした。

具体的な行動(Do)までは思いつかなくても。

こういう存在や状態(Be)になっていたいなあ、というのは、少し自分を見つめると出てくるのではないでしょうか。

BeとDoを自分の内から抽出していくと、本当にあなたが必要としている、手に入れるべきもの(Have)がシャープに決まっていきます。

これが逆だと的外れなことになることもあるので。

(Haveから逆算してBeを考えると、本来の自分とズレたものを欲することになってしまう)

ぜひ、やりたいことリストが作りにくい人は、ありたい姿リストをイメージしてみてください。

そしてBeをイメージしてDoとHaveを考えること。

これは、就職や転職、働き方や結婚など、あなたの人生の様々な選択肢の素材となります。

つまり、あなたのキャリア形成の基本となる考え方です。

ゴールとなる理想のあり方とそれに連なる行動と必要となる資源。

この３つをどう自分なりに作っていくのか。

それこそが、幸福なキャリア作りの基本スキルになっていきます。

それでは本日はこのへんで。

皆様今日も幸福な一日を。