歯科治療と人材開発

こんにちは。キャリアコンサルタントの横山遼です。


突然ですがみなさん、歯医者さん行ってますか?


最近歯医者さんに行ったのは、いつだったか覚えていますか?


実は私、今年の夏、3年半ぶりに歯医者に行きまして。

というのも上の奥歯が欠けてしまい、その欠けた部分にほうれん草とか挟まるのが、すごいストレスで。


で、レントゲン撮ったり、口の中を診たりしてもらったんですが。

結構ガタが来ていました。


幸い、虫歯は無かったのですが、歯石と軽い歯周病が進行しているとのこと。


そこから約3ヶ月間かけて、歯石の徹底除去、歯茎のマッサージ、歯磨き技術の向上、フロスの習慣化などを行い、無事に治療を終えました。


今では歯茎も引き締まり、歯磨きの度に血を出していたのが嘘のよう。

夜の歯磨き前にはきちんとフロスで歯間の汚れを取る習慣までが身につき、衛生士さんからも「これであとは半年に1度、クリーニングにいらしてくれればOKです」とのお墨付きをいただきました。


で、その時衛生士さんが仰っていたことが印象的で。


「横山さんは良いタイミングで来院したので、早めに済みました。みなさん、けっこう取り返しのつかない状態になってからいらっしゃるから」


歯医者って基本、予防治療が原則なんです。


なので、毎日の個人ケアと定期的なプロによる診断・施術が繰り返されることで、歯を含めた口内環境は良い状態に維持されます。


でも、平時に歯や口内環境のことなんて、あんまり考えないですよね?

だからこそ、私も3年半も行っていなかったわけで。


で、ちょっとヤバいかなと思っても、死ぬわけじゃないとか思い、みなさん優先度が上がらないそうなんです。


なので、来院される時にはもう末期的な状態になっている患者さんが多い。


これって、組織における人材開発、広い意味での組織開発と似ているなあと思いました。


資本主義社会の企業が最優先すべきは、売上、ひいては利益です。


高邁なヴィジョンもワクワクするミッションも企業が存続できない稼ぎでは、絵に描いた餅。


そのせいか、売上を立てる施策に比べて人材開発の優先度は下がりがち。


今は特に問題が出ていないので、大丈夫。と経営者の皆さんは思っている。


意思決定のマトリクスで言うと、重要度は高いが緊急度はいつまで経っても上がらないタスクになりがちなんですね。


でも、これって歯科治療と一緒で。


組織に置いて人の問題が緊急性を増すときっていうのは、人がバンバン辞めていく時です。


歯茎がすり減り、歯がボロボロの状態。


この状態になってから何か手を打とうとしても、取れる選択肢が少ない。(歯抜いて、総入れ歯にするしか無い、みたいな)


なので、平時。

健康だと思いこんでいる時にこそ、組織において人のケアが必要なんです。


これは幸福に生きるための人生戦略でも同じことが言えて。


重要度が高く緊急度が低いことは、放っておくといつまで経っても自発的にやりません。


そしてそのタスクが緊急度を増すときには、すでに手遅れになっている場合が多い。


なので、早め早めの予防治療。

時間・エネルギー・お金を、緊急度が低くても重要度が高いことに投資する習慣を1ヶ月の中で必ず作るようにすると良いです。


本日はこのへんで。

皆様幸福な週末を。


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